あきない世傳(せいでん)金と銀 1〜13全巻帯付初版本揃い 髙田都 ハルキ文庫版 良い

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源流篇、早瀬篇、奔流篇、貫流篇、流転篇、本流篇、碧流篇、瀑布篇、淵泉篇、合流篇、風待ち篇、出帆篇、大海篇十三冊全巻帯付初版本完揃い❣️ 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か-大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕! 「買うての幸い、売っての幸せ」を実現するため、幸は決して諦めません。その姿はやはり“みを"を彷彿させます。 しかし作者のストーリーテラーとしての冴えは大胆かつ繊細です。 大阪の商家のしきたり、商慣習を取り入れ、登場人物のさりげない言葉に巧みな伏線を張り、潜ませてやみません。 陰ながら幸せになって欲しいにもかかわらず、“みを“と同じくこれでもかこれでもかと試練を…だからこそ、読者は“幸“を我が身のことと思い…知らず知らず拳握り締め心の中で…もう、やめられませんわ❣️ しかし作者の知識の広さ、深さは並大抵の努力では身につかない程甚大です。作中、“なんでそないに知りたがるんや”の問いに"幸"の返しが、"知恵を得たいのです"❣️ 淵泉篇以降は、波瀾万丈篇 またもや、おもわぬ難題、計略に浮沈すらままならぬ五十鈴屋。 妹の離叛、商い(呉服太物商)組合員除籍処分によって呉服が扱えない⁉️五十鈴屋の存亡に関わる最大の試練が・・ 商道を究めることを縦糸に、折々の人間模様を緯(よこ)糸に、織りなされていく江戸時代中期の商家の物語♪ 忸怩たる『もやもや』と心からの『カタルシス』も、存分に味わえます♪ 読めば読み込むほど“商道徳とはなんぞや”大上段からではなく、考えさせられます♪ しかしながら、よくぞここまでの“話”を・・巧みな“ストーリーテーリング”の才能に感服です♪ 状態は極めて良好かと。尚、配送は小口便となりますのでお安く出来ませんことご了承ください。以上ご理解の程願い、ご購入を検討願いますれば幸いです。

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